松戸市で腰椎椎間板ヘルニアの手術を考えている方へ
腰椎椎間板ヘルニアになり、痛みが慢性的に続くと手術を勧められる方が多いです。
ですが、手術をしたからといって、100%痛みは消えるとわけではありません。
腰椎椎間板ヘルニアは、保存療法というストレッチや整体などでも症状を緩和することも可能です。
また手術でも保存療法でも、その後の再発率は変わらないというデータもありますので、慎重に考える必要があります。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアを手術なしでも緩和させる方法をいくつかご紹介したいと思いますので、参考にしてください。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法
腰椎椎間板ヘルニアは手術以外にも様々な方法があります。
一つ一つ解説していきたいと思います。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法①マッサージ
マッサージで、患部の血流やリンパの流れを良くして回復を早めることができます。
椎間板に負担をかけている原因の一つに筋肉の疲労があります。
その疲労をマッサージで取り除いていきます。
アロマテラピーやストーンマッサージなどでも症状が和らいだ事例もあるので、血流を良くすることは、腰椎椎間板ヘルニアの痛みを緩和させる重要な要素となっています。
ただし、素人が安易にやると炎症や痛みなどの症状が悪化する場合がありますので、専門機関で施術していただくことが良いでしょう。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法②冷却療法(アイシング)
冷却療法は、急性期に即効性があります。
アイスパックや手作りの氷水袋で、患部の炎症を起こしている患部を冷やすすことで、痛みを緩和させます。
炎症が起こると、体温上昇と血行が促進し痛みが激しくなります。
これを冷却することで痛みを抑えます。
ぎっくり腰など急性の痛みのときにもとられる方法です。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法③温熱療法(ホットパック)
一般的に、急性期は冷やしますが、慢性期(安静期)からは血行を促進するため温めます。
温熱療法には、80℃前後に温めたパックをタオルで包み、患部に当てるホットパックや赤外線照射などがあります。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法④ストレッチ
ストレッチは、続けると完治するほど、効果抜群です。
安静期間が過ぎたら開始しましょう!
ストレッチ方法としては、腰ではなく、太もも後ろ・お尻を伸ばします。
痛みの部位は腰ですが、腰を伸ばすというよりも、腰骨がつながっている太ももの後ろやお尻を伸ばすストレッチをします。
まず、もたれるところ(壁など)を確保し、座って開脚し、前に倒します。
前屈で、太ももの後ろやお尻が伸びるのを意識しましょう。
呼吸しながら行います。
一方、鍛える系の極端なトレーニングや筋トレはやめましょう。
病気が悪化してしまいかねません。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法⑤鍼・灸
ツボを刺激し神経の興奮を抑えながら、筋肉をほぐし、血行を良くすると、自然治癒力でヘルニアの悪化が防げます。
椎間板ヘルニア患者の80%は、半年ほどで8割の人が「自然に」治るとも言われています。
その間、鍼灸で腰や足の痛みやしびれを押さえながらその他の牽引や薬物療法、ストレッチなどの保存療法と並行するため、鍼灸をすすめる専門家もいます。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法⑥整体、カイロプラクティック
急性期の寝たきり状態で筋力が衰え、筋肉のこわばりで姿勢も歪んでしまう事も多いので、生態やカイロプラティックで筋肉をほぐし、血行を高めたりすることで痛みも改善し、生活に戻って生活の中でリハビリを続けていくことができます。
ただ、マッサージと同じく、椎間板ヘルニアに十分な知識と経験がある先生でも、施術によって病気が悪化し、痛みもひどくなる場合があるようです。
また、椎間板ヘルニアの施術といっても、施設により、先生により、やり方が様々なため、自分の状態について、よく話し合って、相談できる先生が望ましいです。
下手をすると、他の部位まで悪くしてしまうこともありますので、注意してください。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法⑦電気治療
椎間板ヘルニアの保存療法では、一般的な方法といわれています。
ホットパックと併用したりして、温熱や低周波で筋肉の緊張を和らげて血行を抑止、痛みの軽減とともに自然治癒力を高めます。
家庭用の低周波機器もあり、最近ではどこでも行われます。
ただ、家庭用もありますが、家庭で行うと手軽ですが、効果的というよりも手軽さが売りなので、扱っている整体院や接骨院(整骨院)、整形外科などの施設で行いましょう!
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法⑧超音波治療
超音波とは、人間には聞こえないほどの細かい周波数で振動する音波のことです。
超音波治療は、この超音波の音と振動エネルギー作用を利用しています。
1秒間に100万回もしくは300万回のミクロマッサージと呼ばれる「非常に高速で細かい振動」を、手技では届かない体の深部まで到達させ、筋肉や関節などのこわばりを和らげます。
痛覚を刺激することなく筋肉を細胞レベルまでほぐすので、再生組織の活性が促され痣や骨折なども治りやすくなります。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法⑨牽引療法
椎間板ヘルニアの保温療法の中でもよく行う方法の一つです。
温熱療法、ホットパックなどと併用して進められます。
劇的というよりも、徐々に痛みも楽になります。
専門家の先生が強度や角度を調節します。
牽引だけに期待しすぎず、ストレッチや軽い筋トレ、良質な食事や睡眠、ストレスを減らすなど様々な方法を並行してぜひ行いましょう。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法①⓪注射(神経ブロック等)
薬物療法の一つで、痛みが伝わらないように神経をブロックします。
鎮痛剤の他、ステロイド剤などもあります、病院の先生の指示で行います。
痛みはストレスになってしまうため、軽減することでさらに治療やリハビリが進みます。
すぐできる腰椎椎間板ヘルニア対処法①①安静
急性の痛みでは、同じく急性のぎっくり腰のように、冷やしながら、2、3日から一週間は安静を保つ事が必要です。
とはいえ、寝たきりや、骨に負担のかかる姿勢では、安静にしているつもりでも、逆に悪化する可能性があります。
そこで安静時は、どんなことが良いのか、まとめてみました。
まず、食事は、控えめ腹八分にします。
満腹食べてしまうと、神経をさらに圧迫して痛みが悪化します。
また、コラーゲンを摂ると、肌の内側で潤いが増して細胞内で緩衝材やクッション材になり、肌の再生を助けるので、体の回復に効果があります。
さらに、急性期を過ぎたら、体を冷やすものよりも温める食べ物の方が、痛みは抑えられます。
腰椎椎間板ヘルニアのメカニズム
腰椎椎間板ヘルニアとは、椎間板髄核が飛び出して脊髄の神経を圧迫している状態です。
坐骨神経や、脊髄神経=馬尾(ばび)神経を統合している椎間板のうち、腰椎椎間板が脊髄(せきずい)中枢神経や末梢神経を圧迫したり神経に突き出て腰痛やしびれが起こります。
また、腰痛や坐骨神経痛とは、症状名であり、病名ではありませんが、椎間板ヘルニアは病名になります。
腰椎の神経がどこを圧迫しているかなどが判断基準となります。
椎間板以外にも、腰椎狭窄症やすべり症などが圧迫されて痛みの出る病気です。
腰椎椎間板ヘルニアの症状、特徴
椎間板ヘルニアは、急性の激しい痛みを起こす病気です。
痛みは、ひどく、ぎっくり腰のように歩けないほど激しいのが特徴です。
痛いから、手術が嫌だからと放っておくと、慢性的な痛みの原因になったりします。
特に、腰から足までの痛みやしびれを起こす坐骨(ざこつ)神経痛は、椎間板ヘルニアからなることもあり、激痛はないといわれるものの、中高年の人がなりやすく、注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
どうして、椎間板ヘルニアになるのでしょうか?
一般的には、激しいスポーツや重労働などで、筋肉が疲労していたり、長時間座ったままや、ストレスで精神的に参ってしまった、前かがみやうつむき加減が多い、といった姿勢の問題も原因になります。
そして、骨に負担のかかりやすい作業、動作、全てが、人間の二足歩行を支えている腰の負担になってしまいます。
腰椎椎間板ヘルニアに種手術は必要か?
病院で、手術をすすめられるというイメージを持つ人も多いと思います。
しかし、通常、整形外科では、いきなり手術はせずに、マッサージや温熱療法といった「保存療法」で様子をみます。
手術した人の完治の可能性
何をもって完治というかは、はっきりしていないようです。
椎間板の形状が安定してきた、痛みに慣れて、感じにくくなった、炎症が少なくなった、といった症状で完治という事もあります。
自然に半年以内に「完治」、回復する人は30~80%といったデータが見られます。
であれば、1年以内に多くの人が完治する可能性は高いです。
手術が必要な腰椎椎間板ヘルニアは極ごくわずか!?
ほとんど、牽引や温熱療法、ストレッチなどの保存療法で治ります。
手術は最悪の場合以外必要ないといえるのではないでしょうか。
手術は最終手段
緊急を要すると、医師が判断すれば、手術となります。
腰椎椎間板ヘルニアを引き起こさないために
椎間板ヘルニアを引き起こさない為には、ストレッチやストレス軽減などで予防するのが一番です!
もちろん、腰に負担のかかる悪い姿勢や、生活習慣や睡眠の質の低下からくる疲労を減らしていかなければいけません。
腰椎椎間板ヘルニアの予防①姿勢に気をつける
長時間同じ姿勢は避け、一時間に一回体をほぐします。
腰椎椎間板ヘルニアの予防②筋肉疲労に気をつける
激しい運動や、重労働のあとはストレッチなどを行ったり、しっかり休息をとるなど気をつけ、筋肉疲労がたまりやすい高齢者の方は肩こりなどにも気をつけましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの予防③内蔵疲労に気をつける
生活習慣の乱れや、食生活の崩れによって、体のめぐりが悪くなってしまうと、肝臓や腎臓に負担がかかります。
加齢も、椎間板が弱ったり骨がもろくなったりして、椎間板ヘルニアの原因となるため、アンチエイジングが欠かせません。
それには、筋力トレーニングをしたり、食生活や生活習慣を良くすることが大事になります。
腰椎椎間板ヘルニアの予防④ストレスに気をつける
ストレスは、人間関係がほとんどといわれます。
ストレスがゼロになることはないとはいえ、万病のもとになるため、常に自分の状態がストレスに侵されていないか、不安や悩み、怒りなどででうつむき加減になっていないか、気をつけましょう。
腰椎椎間板ヘルニアのまとめ
腰椎椎間板ヘルニアの原因は、生活習慣やストレス、筋肉疲労などで、予防が安納です。
また、保存慮法についても、機器に頼るのみでは椎間板ヘルニアは治癒せず、自主的なストレッチやリハビリが必要です。
さらに、ストレスもできるだけなくしましょう。
腰の病気や腰痛の大きな原因の一つが、ストレスというのは、見逃せない事実です。
たかが痛みの悩み、されど、悩み、で、腰の痛みじたいがストレスにならないようにすべきです。
その際、ストレッチが心身ともに有効です。
とはいえ、急性期の寝たきり状態や高齢の方には、リハビリはやはり厳しいため、こういった機器で悪化を食い止めるというのが実情です。