職場に行くとめまいがする原因

こんにちは、松戸整体院院長の清水です。

普段は何でもないのに、職場に行くめまいする。

なぜ職場に行くとめまいがするのか、その原因についてお話ししていきたとい思います。

ストレスと不安

心理的要因

職場での人間関係や業務のプレッシャーが大きいと、精神的ストレスが蓄積します。

これが原因で自律神経が乱れることがあり、自律神経の乱れは心拍数の変動や血圧の変動を引き起こし、結果としてめまいを感じることがあります。

過呼吸症候群

強い不安や緊張によって過呼吸が引き起こされることがあります。

過呼吸になると血中の二酸化炭素の濃度が低下し、これが原因でめまいや手足のしびれを感じることがあります。

疲労

身体的疲労

長時間の労働や過度の作業負荷により、体力が消耗し、めまいを引き起こすことがあります。

特に、十分な睡眠を取れていない場合、体が疲労回復できず、慢性的な疲労が蓄積し、めまいの原因となります。

睡眠不足

睡眠が不足すると、脳が十分に休息を取れず、集中力や判断力が低下します。

このような状態で仕事を続けると、脳が過剰に働き、めまいや頭痛が生じることがあります。

職場の環境

照明

職場の照明が明るすぎたり、逆に暗すぎたりすると、目が疲れやすくなり、眼精疲労からくるめまいを引き起こすことがあります。

蛍光灯のちらつきなども、めまいを誘発することがあります。

空気の質

換気が悪い職場環境では、二酸化炭素濃度が上昇し、それが原因で酸欠状態になり、めまいを感じることがあります。

また、ホルムアルデヒドなどの化学物質が多い環境でも体調に影響を与えることがあります。

温度と湿度

極端に寒すぎる、または暑すぎる環境や、湿度が高すぎたり低すぎたりする環境は、体温調節機能に負担をかけ、めまいの原因となることがあります。

低血圧や貧血

低血圧

血圧が低いと、脳に十分な血液が供給されず、特に急に立ち上がった時などにめまいが生じることがあります。

これは「起立性低血圧」とも呼ばれます。

貧血

鉄分不足による貧血が原因で、血液が十分な酸素を運べず、脳への酸素供給が不十分になることがあります。

これにより、立ちくらみやめまいが発生します。特に女性に多く見られます。

首や肩の緊張

筋緊張

長時間同じ姿勢でデスクワークを続けると、首や肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなります。

これが原因で、脳に十分な酸素や栄養が行き渡らず、めまいを感じることがあります。

頸性めまい

頚椎(首の骨)の異常が原因で発生するめまいです。

例えば、頸椎症やむち打ち症が原因で、頸椎が圧迫され、脳への血流が阻害されることでめまいが起こることがあります。

薬の副作用

薬剤の影響

抗うつ薬、降圧薬、鎮痛薬など、一部の薬には副作用としてめまいを引き起こすものがあります。

特に、新しい薬を飲み始めた場合や、服用量を変えた場合に注意が必要です。

薬の相互作用

複数の薬を同時に服用している場合、それぞれの薬が相互作用し、副作用としてめまいが現れることがあります。

病気の可能性

メニエール病

内耳の異常が原因で発生する病気で、めまい、耳鳴り、難聴などの症状が特徴です。

特に、回転性の強いめまいが突然発生することがあります。

前庭神経炎

内耳の前庭神経が炎症を起こすことで、平衡感覚が乱れ、めまいを引き起こします。

この場合、目の動きや体のバランスがうまく取れなくなることがあります。

脳の疾患

脳梗塞や脳腫瘍など、脳に関連する疾患が原因でめまいが生じることがあります。

この場合、他の神経症状(例えば、視覚異常、言語障害、運動機能の低下)を伴うことが多いです。

まとめ

職場でめまいを感じる原因は多岐にわたります。

まずは、自分の状況をよく観察し、何がトリガーとなっているのかを把握することが大切です。

単なる疲労やストレスが原因であれば、生活習慣の改善やストレス管理が有効です。